基準階以外での乗車人数がx人の時、誰も乗降しない確率は、であり、ポワソン到着で平均乗車人数がr人の時に乗車人数がx

人である確率は、である。従って、着目する階で誰も乗降しない確率は、

 

 

となる。積み残し確率が無視できるとすれば、であるから、予想停止数(停止回数の期待値)を計算する際の着目する階で誰も乗降しない確率は、

 

 

と見做せる。同様にして、基準階で乗車する乗客について、予想停止数を計算する際の着目する階で誰も乗降しない確率は、

 

 

と見做せる。従って、基準階だけで乗車する場合の乗車人数の変動を考慮した予想停止数は、-(1)となる。

 

因みに、従来の予想停止数はであった。

また、基準階で乗降する乗客の割合をαとすると、一般階で乗車する乗客も考慮した予想停止数は、

 

予想停止数=(2)

 

となる。出勤時の厳しい条件の場合でα=0.9、平常時でα=05程度であると言われている。エレベーターシステムにとっては、αが小さい方が乗客r人当たりの停止数が多くなり厳しくなる。