交通量が与えられた時のRTTを求める。
群のかご台数をcとし、乗客の平均到着率をλとする。平均乗客数をr、サービス階床数をN,平均乗客数r人の時の予想停止数をS(r)、停止当たりの走行時間と戸開閉時間の合計をts乗降時間をtio、急行区間走行時間など乗客数に依存しない時間をTとすると、
r=λRTT/c (1)
RTT=S(r)ts+rtio+T (2)
となる。
一般階での乗車が無い時の予想停止数は、
(3)
一般階での乗車が有る時の予想停止数は、
(4)
交通量λが与えられた時のRTTは、連立方程式(1)(2)を数値計算で解いて求められる。ここで、tsは全行程を(3)、(4)で割った走行距離から得られる走行時間に戸開閉時間を加えて得られる。
[数値計算による解法]
縦軸にRTT、横軸にrをとると、(1)は(0,0)を通る傾きc/λの直線になり、(2)は(0、T)を通る曲線になる。いずれもrと共に単調に増加するが、S(r)は、rが増加と共にNに近付くがNを超えることはないので、(2)の曲線はrの増加に対してRTTの増加は小さくなる。従って、(1)の直線と(2)の曲線は必ず交わり、交点(解)より小さなrでは(2)のRTT(RTT2)が(1)のRTT(RTT1)より大きくなり、交点以上のrでは、RTT2≦RTT1となる。そこで、RTTの解を求める手順は次の様になる。@rの初期値r0を設定するAri(i=0,1,2,…)を用いてRTT1とRTT2を計算するBRTT2≦RTT1となった時のRTTを解とするCRTT2>RTT1の時はri+1=λRTT2/cとしてAから繰り返す